竹むら&まつや@神田

Peppino2007-07-20


友人に誘われ、ちょろっとシューロンを抜け出し、神田の老舗ぶらり旅。

まずは昭和初期創業の甘味処『竹むら』のあんみつ。見た目は素朴。餡でガチンコ勝負してます。餡の甘みが強いのにしつこくなくておいしいのは珍しい☆揚げまんじゅうもおいしいようなのでまた来よう。すぐ近くの蕎麦屋『神田まつや』へ。こちらは明治創業。大ごまそば。オウィシイよ。初来店だったら普通のつけめんでいただいたほうが良いかもな。

二店とも建物の風情だけで楽しめます。『竹むら』は飾り気のない昭和以前の空気すら感じる住宅風の空間。『まつや』は明治だけにどこか擬西洋な趣を感じさせる天井の高い空間。時間帯のせいもあるけど、『竹むら』が少し寂れた落ち着いた雰囲気なのに対して『まつや』は仕事帰りの人たちでいい具合に混んで活気ある状況。その魅力はいろいろ語れるけど、例えば相席が当たり前のように自然とできちゃう空間はそう易々と作れるものではなく、その雰囲気だけでこの店の価値がわかります。

何事に対しても易い批判があふれる今の世の中で、味がどうこうとか店員がどうこうとか関係なくただただ良い店に来たと感じさせてしまうこと自体に、現代的な価値を見出せると思います。それに空間の力が少々加担しているのだと思いたい今日この頃です。


シューロン終わったら、そばを風情のかけらもないほどガッポリ食べに来ようかな。