『マイクロポップの時代:夏への扉』
松井みどりのマイクロポップな企画を読んで、何を今さらそんな当たり前な...と思う前に、当たり前の表現の手立てがこの時期に美術展として企画されたことの意味について考えるべきなのか。
http://www.natsuenotobira.com/#
にしてもカタログ本の表紙に、まるで小説の著者のようにキュレーターの名前が載るのは*1末恐ろしい。後期ポストモダンのカオティックな状況を説き明かすのは確かに難しいけど、アートが参考作品のように回収されているのが残念。カタログ内の「マイクロポップ」についてのより詳細な説明書きに、アートをここまで言語化することへの気持ち悪さを感じたから、隣に赤々しく主張していた本*2も買ってみた。
作品についてはまた今度。大木裕之さんがこの間大学に来てた。OBだそうで。卒業設計で映像を出展してこれが建築か否か槇さんと二時間くらい激論を交わしたらしいです。
アート:“芸術”が終わった後の“アート” (カルチャー・スタディーズ)
- 作者: 松井みどり
- 出版社/メーカー: 朝日出版社
- 発売日: 2002/02/01
- メディア: 単行本
- 購入: 8人 クリック: 240回
- この商品を含むブログ (84件) を見る
- 作者: 松井みどり
- 出版社/メーカー: PARCO出版
- 発売日: 2007/03
- メディア: ペーパーバック
- 購入: 3人 クリック: 19回
- この商品を含むブログ (28件) を見る